Deborah G. Mayo and Aris Spanos, 2006, Severe Testing as a Basic Concept in a Neyman-Pearson Philosophy of induction.

Deborah G. Mayo and Aris Spanos, 2006, Severe Testing as a Basic Concept in a Neyman-Pearson Philosophy of induction.

 

メイヨーの論文を読んだので、内容まとめです。

最近、大塚先生が「統計の哲学」の入門本を出してくれたおかげで、若干この分野がホットになってる気がします。

メイヨーは「統計の哲学」の大御所で、いわゆる頻度主義と呼ばれる立場の代表的な論客です。ただ、日本語で読める文献でメイヨーに触れているのはまだまだ多くないですし、メイヨーの著作物の邦訳は出ていません。残念。

 

1、論旨

アブストラクト直訳しました。

 

ネイマン・ピアソン(N-P)流の統計パラダイムの重要な概念―第1種・第2種の過誤(typeⅠand Ⅱerrors)、有意水準(significance levels)、検出力(power)、信頼係数(confidence levels)―は広く使用されているにも関わらず、60年以上に渡って哲学的な論争や議論の対象になってきた。長年、そして今でも存在するN-P検定の問題は、帰納行動(inductive behavior)とは対照的な(事後データの)帰納推論(inductive inference)に対して、どのように(事前データの)エラー確率が用いることができるかについての、曖昧性や混乱から生じた。エラー確率の関連性によって確信できることは、厳しさテスト(severe tests)もしくは証明力のあるテスト(probative tests)を通過した仮説のみがデータから推論される、ということである、と本論文は主張する。厳しさ基準(severity criterion)は、特定のエラーや不一致が検出できないほど感度が低かったり、逆に高すぎたりする検定による伝統的な誤謬を避けながら、統計的推論の評価のためのメタ統計学的基準(meta-statistical principle)を与える。

 

今の統計学でよく使う検定というのは、このネイマン・ピアソン流の検定がもとになっています。このNP検定は、第1種の過誤と第2種の過誤を一定程度に抑えることを目的としたもので、「エラー統計」とメイヨーは呼んでいます。

 NPテストはこれまで機能推論はできないという風にされてきました。つまり、NPテストはもっぱら機能行動のためのもので、帰納推論はベイズの役割だという認識です。しかし、本論文でメイヨーは「NPテストは、実は機能推論ができるんだ!」ということで、ベイズ側の領域にぐっと踏み込んでいきます。

 そのときの根拠になるのが「厳しさテスト(severe testing)」です。この厳しさテスト自体は難しい概念ではないのですが、それを実際のNPテストに当てはめるとなると若干ややこしくなってきます。

2、NPテストを機能推論に用いる事への批判

 

・ネイマン・ピアソン検定は、ネイマンの解釈では、帰納行動の規則です。

特定のタイプの仮説Hが棄却されるかどうかを決定するには、観測された事実の特定の数値t(x0)(=検定統計量)を計算する。もしt(x)>t(x0)の場合Hを棄却し、t(x)≦t(x0)の場合採択する。(Neyman and Pearson, 1933,p.291)

・そして、この機能行動を正当化するのが、行動主義的な判断基準です。

行動主義的判断基準(behavioristic rationale):試行を繰り返せばエラーが発生することはほとんどないので、低いエラー確率に準拠して仮説を「採択/棄却」は正当化される。

・これに関しては、多くの人が認めるのですが、本論文でしたいのはエラー確率を推論に用いることです。しかし、これには主に3つの批判がありあす。

(1)粗すぎる(coarse)

NPテストは棄却/採択の2値的判断しかできないが、実際の推論ではもっと多様な解釈が必要になる。

(2)誤謬の可能性に開いている(open to fallacies

NPテストは棄却の失敗や、採択の失敗を生じさせる。

(3)事前データ、行動主義的目標に焦点を当てすぎる(focused on pre-date, behavioristic goal)

NPテストの長期的試行の良い特徴(低い第1種と第二種の過誤)は、一旦データが手に入った時点(すなわちポストデータ)での推論に対して適切であるようにみえる基準と諍いを起こすかもしれない。

・この論文全体で、この批判を避けようと試みることになります。

 

3、厳しさテストとは

・厳しさテストとは以下のような形で示されます。

以下の場合において、Hはデータxoに関する厳しさテストTに合格する。

(S-1)x0がHを支持する

(S-2)もしHが間違っていた場合、とても高い確率でテストTは、XoよりもHに対して一致しないといという結果を生むだろう。

・若干形式がややこしいですが、(S-2)の方は反実仮想になっていて、Hが間違っていた場合の話です。この背景にあるのは、以下の直観です。

テストTにおけるデータXoが、HがXoに関して厳しく合格した程度だけ、Hを推測するための適切な証拠を提供する。すなわち、もしHがテストに生き残らなかった場合、その程度だけHも間違っている。

・この直観が正しいかはかなりの議論が必要だと思います。

 

4、採択のための厳しさ解釈

・厳しさ概念をもとにNPテストの採択(acceptance)を解釈します。

(a)μ>μ1である場合にd(xo)が実現値よりも大きくなる可能性が極めて高いとしたら、μ≦μ1は高い厳しさでテストに合格する、

すなわちSEV(μ≦μ1)は高い

(b) たとえμ>μ1である場合にもd(xo)が実際の値よりも大きくなる可能性が極めて低いとしたら、μ≦μ1は低い厳しさでテストに合格する、

すなわちSEV(μ≦μ1)は低い

・そして、このSEVは以下のように計算されます。

SEV(μ≦μ1)=P(d(x0)>d(x0); μ≦μ1棄却)=P(d(X)>d(x0);μ>μ1)

・このP(d(X)>d(x0);μ>μ1)は、「達成された検出力(Attained power)」と呼ばれ、一般的な検出力とは検出力P(d(X)>Cα;μ>μ1)とは区別されています。一般的な検出力は、得たデータが何であろうと一定なのですが、「達成された検出力」は得たデータx0に依存します。

 

5、棄却の為の厳しさ解釈

・上記と逆です。

SIR

(a)もしd(x0)が非常に大きい値になる確率が極めて低いとしたら、もしμ≦μ1、仮説μ>μ1は高い厳しさに合格する。すなわち

SEV(μ>μ1)は大きい

(b)もし非常に大きいd(x0)を得る可能性が極めて高いなら、(たとえ)もしμ≦μ1、仮説μ>μ1は低い厳しさに合格する。すなわち

SEV(μ>μ1)は小さい

 

6、まとめ

面倒になったのでこれでまとめは終了になります。基本的にはSEVとSIRがなぜ成り立つか、そして、それらの批判への回答をした上で、NP検定が帰納推論に用いることができるという結論になります。

第6章以降はかなりテクニカルになるので、私はついていけなくなりました…。

帰納推論をするならベイズで良くない?無理にNP検定でやる意味は?あと、厳しさテストの背後にある直観って危なくない?などいくつか疑問点があるのですが、おいおい考えていければなと思います。

松本俊彦,2016『自分を傷つけずにいられない 自傷から回復するヒント』.

松本俊彦『自分を傷つけずにいられない 自傷から回復するヒント』

 

早く図書館に帰さないといけなかったので、さらっと読んだ。印象に残ったところだけ

 

第1部、自分を傷つける生き方を理解する

・男性の自傷は「皮膚を切る」よりも「こぶしで殴るとか」、「壁に頭をぶつける」とかが多い。

 

第2部 自分を傷つける生き方から回復する

・「PIUS」と呼ばれる気持ちの使い方、交渉術

POSITIVE:相手に対して、問題点の指摘ではなく、相手の良いところ、好ましい所をのべるところから話を切り出す。

I message:相手に対して「あなた」という対決的、批判的、指示的なニュアンスを持つ二人称を主語にした文章ではなく、「私」という一人称を主語にした文章であなたの気持ちを伝える

Understanding:相手が置かれた立場を理解を示す

Share:あえてあなたが問題の責任の一端を背負う態度を取る

具体的には

「いつも私を精神的に支えてくれて、あなたにはすごく感謝しているの(positive)。それなのに、私ときたら、自傷が全然とまらなくって、あなたがイライラする気持ちはよく理解でいるわ(Understanding)でも、私は、あなただけには理解してほしいって思ってるのよ、私だって決して好きで切っているわけじゃないし、何とかしたいと思って努力しているってことを(I message)。もちろん、私の伝え方にも悪いところがあるのは分かってるわ(Share)。あなたがもう少し私の気持ちをわかってくれるようになるために、私はどうすればよいかしら?」(p.191)

・「私は女性の自傷患者さんたちにいつもあることを伝えてきました。それは「同性の友人で多少なりともつながりがある人がいれば、必ず年賀状を書きましょう」

・良い精神科医⇒1、臨床心理士精神保健福祉士など仲間が多い、2、30代半ばから50代、3、言い分を聞いてくれる、4、1日の患者数が30~40人

月刊ニュータイプ2021年1月号

月刊ニュータイプ2021年1月号

表紙はヒプノシスマイク。特集がAKIRAだったのが嬉しい。前から順番に面白かった記事と簡単な内容説明。

ヒプノシスマイク特集

有栖川帝統役の野津山幸宏、飴村乱数役の白井悠介、夢野幻太郎役の斉藤壮馬の3人へのインタビュー。ヒプノシスマイクは見てないけど、結構有名なラッパーが曲の提供をしているみたい。TOKYO HEALTH CLUB、T-Groove、HARA YUMA、T-DOTが楽曲提供者としてインタビューを受けてる。ラップをテーマにすると批判されがちだろうから、こういうガチな人に描いてもらう必要があるんだろうな。次は監督の小野勝己と撮影監督の宮脇洋平、モーションキャプチャーアクターの植木豪へのインタビュー。「画面上の情報量が多いのが魅力」と宮脇。これはどのアニメにも言えることな気がする。最後はたかはし智明と小林ゆうへのインタビュー。とりあえず、イケブクロ・ディビジョン、ヨコハマ・ディビジョン、シンジュクディビジョン、シブヤ・ディビジョンの4グループあるのは分かった。一番面白かったのは、監督の小野の言葉。ターン制のバトルは5ターン位で終わらせるのが尺的にちょうどいいらしく、最初にターンを迎えた人が勝らしい。ばれないように、工夫はしているみたい。

・神様になった日

見開き、あわせて4ページ。各話の振り返り、途中でみるのやめちゃったけど、結構面白そう。

ひぐらしのなく頃に

シリーズ構成のハヤシナオキと声優のかないみかへのインタビュー。第4話放送後に初めて完全新作と明らかになったのは面白い演出だったけど、ハヤシさんは視聴者の反応が怖かったみたい。鬼騙し編⇒綿騙し編⇒現在放送中の祟り騙し編。

・呪術廻戦

OPとEDの特集。OPは既に1170万回再生、EDは630万回再生。ED担当のALIのボーカルのLEOへのインタビュー。ふゅーちゃリングゲストのAKLOさんとの出会いの話も。(※AKLO(アクロ):2008年から活動するヒップホップMC)木村昴AKLOも働いていた渋谷のバーで会ったらしい。東京って感じ。

ジョゼと虎と魚たち

脚本の桑村さや香へのインタビュー。桑村はスロトボエッジなどTVドラマがメインの人で、初アニメ。俳優の中川大志へのインタビューも。

・Wonder World

呪術廻戦OPのEVEが手掛けるプロジェクト。アニメと音楽の組み合わせ?ちょっとよく分からない。次回も特集らしい。

・A3!

これも途中までしかアニメ見てないなあ。監督の迫井政行へのインタビュー。

憂国のモリアーティ

シャーロック・ホームズ役の古川慎へのインタビュー。

・劇場版鬼滅

煉獄役の日野聡

・劇場版fate

マシュ役の高橋季依

ニュータイプアニメアワード

かぐや様が作品賞・キャラクター賞・キャラクターデザイン賞・監督賞など7冠。イド・インヴぇイデッドも健闘。

AKIRA

結構しっかり特集。AKIRAのパッケージ展開や各種プロダクトデザインをする上杉李明のインタビュー。他にもカウボーイビバップのデザイン。グレンラガンのロゴも彼。大友との出会いのきっかけは電機グループらしい。当初のAKIRAのロゴは残ってなくて上杉がトレースしたらしい。鈴木淳也(大友研究家)のコラム。ビデオテープは2種類の企画のバージョンがある。こういうのもマニアは集めるのだろうな。ファンの代表としてアニメータのすしおとスタイリストの高橋毅。明治大学教授の氷川竜介の解説。AKIRAの「リップシング」もディズニーの「王様の剣」「コルドロン」や、同社から分かれた「ニムの秘密」「アメリカ物語」の影響があるみたい。『フルアニメ―ションは1秒に24枚使うかどうかは関係なく「自然主義」を基本としています。(中略)例えばビルが壊れる時、記号的に描かずコンクリートの大小いくつもの破片で捉え...」が印象的だった。次は作画監督補の森本晃司AKIRAの最後の方はジブリの人たちが助けに来てくれたとのこと。音楽ディレクターの佐々木史郎。山城の音のこだわりについて。漫画版AKIRAのアシスタントの高畠聡。1週間休んで、1週間漫画を描いていた。

井上俊之の作画遊蕩

アニメーター井上の対談第1回。今回は沖浦啓之がお相手。AKIRAの話がメイン。当時はメンバー皆20代で、大友さんですら33歳。作画監督なかむらたかしは32歳。AKIRAの革新性の1つとしてレイアウトのチェックを始めたことを挙げている。大塚康生の「作画汗まみれ」買う事。なかむらの「ゴールドランタン」を見てみたい。なかむらはクリムトの影響を受けているとか。90年代に入ってからは今敏との仕事の話。今は建物を飼うのが上手いらしい。望遠とかでてきたけど、よく分からない。

・アサルトリリィ/体操ザムライ/シグルドリーヴァ/アクダマドライブ

今期の4作のピックアップ

・LIP×LIP

バーチャルアイドル

マッドハウス出身監督座談会

荒木・伊藤・立川・ナガサキ。後でちゃんと読む。

・その他

12/30に宮崎五郎監督の「アーヤと魔女」がNHKである。ワートリの2期楽しみ。

 

信田さよ子編『実践アディクションアプローチ』

実践アディクションアプローチ

信田さよ子,2019『実践アディクションアプローチ』金剛出版

アダルトチルドレンに関して調べていた関係でアディクションについての臨床手法が知りたかったので、読んでみたけどかなり面白かった。ここに出てくるアディクションは想像依存に射程が広く、暴力や、共依存に加えて性依存、ゲーム依存、ギャンブル依存などなど。そもそも人間というものが何かしらに依存しないと生きられないのだと感じてくる。ただ、途中までしか読めてない。普通の学問以上に、明確な答えが出しにくいところが難しい(が、私が詳しくないので、そういう風に見えるだけかもしれない)

 

1、総論

信田が自身の半生と重ね合わせながらアディクションアプローチの歴史を語る。95年後にAC概念が流行し、2000年には虐待防止法、2001年にはDV防止法が制定され、ようやく家庭内の暴力の問題が社会的には取り沙汰され解決されたように見えるがそう簡単な話ではない。アディクションの観点から言えば、暴力への嗜癖は加害者だけの問題ではなく、被害者との関係性において成り立つ。そのため、加害者=悪という図式だけでは解決できない。

後半はアディクションアプローチの具体的内容、まず1999年に信田自身が提示した4つの柱として①家族こそファーストクライアント②底つき③イネ―ブリング④自助グループが紹介さる。が、現在では形を変えているようで、②底つきは今では「専門家の怠慢」とされるようになったよう。④は当事者研究に引きつがれている。

また近年盛んなハームリダクション(以下、HR)への言及もある。信田によるHRの重要点は、①アンチ・ゼロトレランス②底つき・イネ―ブリングの消滅③専門家役割の更新④アディクションの健康問題化。信田的にはこのHRは個人の選択に任せすぎている点で不満なよう。

 

2、理論と実践

この章では複数の論者が、それぞれ異なるアプローチ法を紹介している。

・「迫り来る危機を評価する」高野嘉之

リスクアセスメントは学部生の頃に、低線量被曝をテーマにして勉強したけど、DVの世界でも問題になっているとは思っていなかった。カナダでもっとも使われているDV加害者リスクアセスメントであるSARA-V3には24項目のリスク要因があて、それによって加害者と被害者、再犯加害者と非再販加害者を区別する。かなりp値も高く、統計的に信頼がおける。

・「動機づけ面接 アディクション領域における歴史と意義を中心に」高橋郁絵

アディクション当事者はなかなかカウンセリングへ行かない。それは被害者が自己防衛機能として「否認」を行うためである。そのために動機づけ(MI)が必要となる。MIは1970年代にアメリカではじまり、それまで定番だった「飲むか、生きるか」という二者択一を迫るような面接法を捨てた。つまり、本人自身が変化を希望するように「促す」のである。

 当事者研究は「当事者」にスポットを当てたけれど、「当事者になるまで」にスポットを当てるMIはかなり興味深い。

・「認知行動療法 アディクション問題のおける認知とその修正」森田展彰

アディクション治療とための認知行動療法(CBT)。アディクションの人が良く持つ認知の例として、①酒・ギャンブル等のリスクの過小評価②やらずにはいられないという思い込み③コントロールできるという思い込み④飲酒やギャンブルを行う理由付けやいいわけを考える⑤家族や友人がなんとかしてくれる。そして、こうした認知の背景には幼少期のトラウマ的体験や安定したアタッチメント対象をもてなかったことが原因にある。これらの治療法として、リプラス・プリベンションやSeeking Safety(Najavits,2001)が紹介されている。

・「解決志向アプローチ 未来から構成される現在」田中ひな子

解決志向アプローチ(SFA)は、「問題や原因ではなく、解決に焦点を合わせた会話の方法」とのこと。これは「現実は人々のコミュニケーションを通して言語学的に共同制作される」と考える社会構成主義に基づいているらしい。主な技法は①クライエントの言葉を使った質問②ソリューション・トークーゴールとなる解決像を言語化する③例外探しとコーピング・クエスチョン④スケーリングクエスチョンの4つ。

・「ナラティブ・アプローチ 物語を書き換える」野口裕二

アディクションでは1930年代からナラティブを重視していた。では、なぜナラティブは重要なのか?という文章。自分の話をして、人の話を聞くことによって、内在化の物語を外在化の物語へ、「物語の置き換え」が行われていることがポイント。

・「オープンダイアローグ 共鳴する対話たち」斎藤環

一般書をよく書いてるイメージの斎藤環さんのガチな側面。フィンランド発のケア手法のオープンダイアローグ(OD)の紹介。で、この手法がハームリダクションと似ているらしい。OD自体がちょっとイメージできなかった。

・「DV加害者臨床 暴力とアディクション」高野嘉之

高野さん2回目。

・「ハームリダクション 断薬と厳罰にこだわらない第3の道」古藤五郎

いままで何度か出て来たハームリダクションの解説。日本ではまだ「ドラッグ、ダメ、絶対」という考えが主流で、大麻解禁などの議論においてもまだ「ハームリダクション」への言及は少ない気がする。

重要そうなのでそのまま引用する。

これまで述べてきた非処罰化という政策や、断薬にこだわらないプログラム及びその実践は、どれもハームリダクションである。ハームリダクションの直訳は被害(Harm)を減少させること(Reduction)である。ドラッグに関連する被害とは、前述の通り健康・経済・社会に及ぼす被害である。(中略)ハームリダクションは、人を排除するのではなく、被害に注目し、それを減らすことを目指す。(古藤,2019,p.112)

 

(終わりに)

疲れてしまったので、ここぐらいまでしか読めていない。分からない所が多かったので、もう少し簡単なやつから読んでも良かったかもしれない。第5部は読んだ。結構業界の裏話っていう感じで、結構面白かった。